物質(薬物)の種類により、脳への影響は異なります。
最初は、一時的な幸福感を高めたり、苦痛を減らすために使用を開始しますが、徐々に依存し、耐性により使用量が増え、最後には離脱症状を抑えるために使用を続けます。
主に思春期や青年期に始まり、30歳までに使用開始しなければその後、物質障害になる可能性は低くなります。
物質障害の人への対応
・他の精神障害と同じく、彼らは医学的な支援が必要な状態にあることを忘れないようにしましょう。
・物質関連障害は広く見られる病気で、心の弱さとは別に、遺伝や環境の影響でこの病気になりやすい人たちが存在していると伝えましょう。
・アルコールや薬物の問題に取り組む人たちを支援する団体が多数あり、本人も家族も自助グループで相互に助け合うことが有効とされています。情報もたくさん発信されています。
⇒下記お役立ちリンクを参照。
・物質関連障害には、気分障害や不安障害がみられますが、不安や抑うつには有効な治療が存在します。
Lesson3-10 まとめ
・物質の使用は、主に思春期や青年期に始まり、30歳までに使用開始しなければその後、物質障害になる可能性は低下。
・医学的な支援が必要であり、本人や家族の自助グループで相互支援が有効。
お役立ちリンク
どのセンターにも相談窓口があり、情報提供や援助を行っています。アルコール依存症の治療施設を持つセンターもあります。
多くの保健所で「酒害相談」を行っています。
アルコール依存症、薬物依存症、ギャンブル依存症など、アディクションに関する全国の治療相談先・自助グループなどの情報案内をしています。
1963年創設のアルコール依存症の自助グループで、各地域の最寄りの例会場を紹介してくれます。女性依存者の会や障害を持つ依存者の会などもあります。
AA(エイ・エイ=Alcoholics Anonymous)
米国で1935年に誕生したアルコール依存症者のコミュニティで、日本では1975年に始まりました。原則として、依存症者本人だけの会が中心ですが、家族や関係者など誰でも出席できるミーティングもあります。
主に薬物依存の当事者や家族を支援する市民団体。薬物事犯で逮捕された人への「保釈期間中の再発防止プログラム」も実施しており、東京事務所では無料法律相談や薬物専門相談電話を設置。栃木県に日本ダルに運営委託した薬物依存症のリハビリ施設を持っています。
薬物依存者本人の集まり。
リハビリ施設:
ダルクが運営する、全国各地の薬物依存のリハビリ施設についての情報。回復者スタッフによって運営されており、入寮型(ナイトケア)、通所型(デイケア)、入寮および通所型、女性ハウスなどがあります。入寮の相談は、日本ダルク本部で受け付けています。